京都迎賓館
Kyoto State Guest House
- コンセプト
- 迎賓館チームのランドスケープ担当として関わった京都迎賓館の庭は、計画・設計当初から 人種や国籍・文化などの違いを超えて人間の感性を刺激し感動を与えられる新しい庭の形、世界各地からおいでになるであろう各国の賓客に現代日本の庭園文化を通して日本の美意識や感性に対して 理解を深めていただき、日本に対して良い印象を持っていただけるランドスケープ空間の創造、が大きなテーマでした。
従ってここでは、ヒトが太古の時代に巨石を崇め、月や太陽を尊んでいた頃のような人々共通の感性を呼び起こすような設えも必要と考えました。また、庭園全体を貫くコンセプトは「水の輪廻」と「人と自然の関わり」で、「水」や「石」「植物」と言った素材を媒体として、京都の、そして日本の美しい原風景を抽象化しながら庭としての色々なシーンを創りました。 - 基本情報
- 場所:京都府京都市上京区京都御所23
- Location:23 Kyoto-Gosho,Kamigyo-ku,Kyoto
- 竣工:2005年3月
- 規模:12,065.97平方メートル
- 内容:コンペ受託、基本設計、実施設計、施工管理
- 設計監理:日建設計
- ランドスケープ、庭園設計担当:三谷康彦(元日建設計)